磯千鳥


  磯千鳥

 作詞 山上路夫
 作曲 佐藤 勝

想いとどかぬ 悲しき恋を
抱いて松原 ぬけてゆく

夢はちりぢり なぎさの砂に
淡くこわれる 月のよう

今もあなたを うらんでいない
逢えばすべてを 許すでしょう

砂に思わず 膝つきながら
しのび泣きます ただ一人

月の浜辺は 私の影と
波に鳴いてる 磯千鳥


1975年にEPで発売された曲である。「別れの磯千鳥」ほど有名ではないが、私の好きな曲の一つである。
特に3番の歌詞、「今もあなたをうらんでいない。逢えばすべてを許すでしょう・・・」
こんな女性は今はほとんどいないだろう。
山上先生の作詞の曲には、「翼を下さい」(赤い鳥)、「ひなげしの花」(アグネスチャン)、「二人でお酒を」(梓みちよ)、「恋する夏の日」(天地真理)、「学生街の喫茶店」(ガロ)、「瀬戸の花嫁」(小柳ルミ子)、「世界は二人のために」(佐良直美)、「岬めぐり」(ウィークエンド)、「夜明けのスキャット」(由紀さおり)など女心を歌った名作が多いが、この曲は理想の女性を追求して作られたのではないだろうか。
いずれにせよ、悲恋を歌わせたら倍賞さんの右に出るものはいないと確信した曲である。
なお、この曲もCD化されておらず、私がレコードで5,6年間聴いたあと20年以上も聴いていないので、メロディに多少の不安は残っている。
平成18年2月26日、レコードを聴いて全面変更しました。支援ソフト駆使しましたので、少しは原曲に近づいたのではと思います。
MID作成:平成16年12月25日/修正:平成18年2月26日
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