赤とんぼ
 倍賞千恵子
 にっぽんの歌 第1抄
 昭和51年4月21日(1976年)発売 SKA144 \2,300



 ▲第1面▲  ▲第2面▲
  1.山のけむり   1.誰もいない海
    大倉芳郎作詞,八洲秀章作曲     山口洋子作詞,内藤法美作曲
  2.遠くへ行きたい   2.爪
    永六輔作詞,中村八大作曲     平岡精二作詞,作曲
  3.椰子の実   3.星に祈りを
    島崎藤村作詞,大中寅二作曲     佐々木勉作詞,作曲
  4.竹田の子守唄   4.オホーツクの舟歌(知床旅情)
    民謡     森繁久彌作詞,作曲
  5.純愛の砂   5.喫茶店の片隅で
    矢野亮作詞,飯田三郎作曲     矢野亮作詞,中野忠晴作曲
  6.新妻に捧げる歌   6.船頭小唄
    中村メイコ作詞,神津善行作曲     野口雨情作詞,中山晋平作曲



 このLPから、新しく「にっぽんの歌シリーズ」が始まる。この前の「日本の詩をうたう」シリーズ4集が抒情歌が中心だったのに対し、このシリーズはニューミュージックというか、フォーク調の曲が増えてくる。八洲秀章先生の名抒情歌「山のけむり」(1952年,伊藤久男歌)は別格として、「喫茶店の片隅で」(1953年,松島詩子歌),「純愛の砂」(大津美子歌),「爪」(1959年,ペギー葉山歌),「遠くへ行きたい」(1962年,ジェリー藤尾歌),「星に祈りを」(1966年,ザ・ブロード・サイド・フォー歌),「誰もいない海」(1968年,トアエモア歌)と進むにつれ、フォーク調が強くなって行き、この後の第2抄へとつながるのである。

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